この記事では、2023年6月のLINE公式アカウント料金プラン改定の内容や対策を説明します。
こんな悩みをもったあなたにおすすめ
- LINE公式アカウントの料金プランが変わると聞いたけど、内容がわからない
- 料金改定後、自社アカウントにどんな影響があるか不安
- 料金プラン改定に備えてやるべきことがわからない
本記事ではこんな悩みを解決していきます!
本記事の内容
- LINE公式アカウントの料金プラン改定の変更点と5つの重要ポイント
- 料金プランの変更の影響
- 今すぐできる料金プラン改定への5つの対策
- 料金プラン変更後、1番コスパよく公式LINEを活用する方法
本記事ではLINE公式アカウントの料金プラン改定の内容と対策をご紹介します。
読み終えるとLINE公式アカウント料金プラン改定後の立ち回りもわかります。
LINE公式アカウント運用歴4年、個人でLINE友だち6,000人以上集客→5,000万以上販売した、Lステップ正規代理店の橋本嵐が解説します。
この記事を書いた人…橋本嵐(らん)
- LINE公式アカウント運用歴4年
- Lステップ運用歴3年
- Lステップ正規代理店
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LINE公式アカウントの料金プラン改定の変更点と5つの重要ポイントまとめ
LINE公式アカウントの料金プラン改定の変更点と5つの重要ポイントは以下のとおりです。
<料金プラン改定の変更点と5つの重要ポイント>
- フリープランが「コミュニケーションプラン」へプラン名の変更
- 各料金プランの無料メッセージ通数/月が変更
- ライトプランでは追加メッセージが不可に
- 旧料金プランに相当する新料金プランが自動的に適用
- 使える基本機能に変更はなし
料金プランの変更でどんな影響がある?
LINE公式アカウントの料金プランの変更の影響は以下の通り。
フリープランが「コミュニケーションプラン」へプラン名の変更
まずは、新料金プランと旧料金プランを見比べてみましょう!
・新料金プラン
・旧料金プラン
ライトプラン、スタンダードプランの名称は変わりないですが、月額固定費が0円のプランがフリープランからコミュニケーションプランに名称変更となっています。
各料金プランの無料メッセージ通数/月が変更
2023年6月の料金プラン改定の前後の無料メッセージ通数/月は以下の通り。
コミュニケーションプラン(フリープラン) | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費(税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
新料金(2023年6月~)の無料メッセージ通数/月 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
旧料金(~2022年5月)の無料メッセージ通数/月 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
月額固定費別に見ると、
・0円プラン→200通(マイナス800通)
・5,000円プラン→5,000通(マイナス10,000通)
・15,000円プラン→30,000通(マイナス15,000通)
※価格はいずれも税別
となり、従来の料金プランの無料メッセージ通数/月と同数のメッセージを送信すると下記の通り。
・1,000通:5,000円(フリープラン→ライトプランに変更が必要)
・15,000通:15,000円(ライトプラン→スタンダードプランに変更が必要)
・45,000通:60,000円(スタンダードプラン+追加メッセージ15,000通×3円が必要)
※価格はいずれも税別
料金プラン改定前に各プランの上限ギリギリまで活用していた場合、同数のメッセージ数を配信すると基本的には利用料が増えるので注意しましょう!
ライトプランでは追加メッセージが不可に
従来のLINE公式アカウントの料金プランでは、ライトプランでも5円/1通で追加メッセージを配信することが可能でしたが、新料金プランでは不可に。
そのため、ライトプラン利用中に月15,000通以上送信したい場合は、スタンダードプランへの料金プランの変更が必要です。
その際、2023年1月末までは日割りで月額固定費の請求や当月の無料メッセージ通数も計算されていましたが、2023年2月からは月額費満額のご請求となり、無料メッセージも全数付与される点にだけ注意しましょう。
例:5月12日にライトプランからスタンダードプランへ変更する場合でも、5月22日の変更でも、変わらず月額固定費の差額の10,000円が請求(合計15,000円)となり、無料メッセージは+25,000通(合計30,000通)になります。
旧料金プランに相当する新料金プランが自動的に適用
2023年6月1日時点で、契約中の旧料金プランに基づき新料金プランが自動的に適用されます。
対応する料金プラン表は以下のとおりです。
旧料金プラン | 適応される新料金プラン |
フリープラン | コミュニケーションプラン |
ライトプラン | ライトプラン |
スタンダードプラン | スタンダードプラン |
使える基本機能に変更はなし
LINE公式アカウントの料金プランは変更になりますが、プラン毎にできることに変更はありません。
LINE公式アカウントの使い方やオススメの便利機能は別記事「LINE公式アカウントの使い方【初心者向け】基本設定と活用法まとめ」で解説しています!
こちらも合わせて参考にしてみてくださいね↓
今すぐできる料金プラン改定への5つの対策とは?
今すぐできる料金プラン改定への5つの対策は以下のとおり。
- あいさつメッセージを改善する
- 個別チャット(LINEチャット)へ誘導する
- 応答メッセージを活用する
- LINE VOOMを活用する
- 絞り込み配信を活用する
それぞれ解説していきます!
あいさつメッセージを改善する
LINE公式アカウントに登録後、最初に自動配信される課金対象外のメッセージを「あいさつメッセージ」と言います。
あいさつメッセージのクオリティ次第で、今後の登録ユーザーの行動も変わってくるのですが、「あいさつメッセージ」の作り方がわからず、デフォルトのままで運用しているアカウントをちらほら見かけます。
「あいさつメッセージ」がデフォルトのままでは、自社のLINE公式アカウントの魅力がユーザーに伝わりません。
実は、効果的なあいさつメッセージを設定するにはコツがあります。
これからあいさつメッセージを設定する人や、あいさつメッセージを改善したい人は別記事「LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」の設定のコツ【例文あり】」も参考にしてみてください!
個別チャット(LINEチャット)へ誘導する
同じくメッセージ課金の対象外である個別チャット(LINEチャット)への誘導も、積極的に活用していきたいです。
LINE公式アカウントでは、最初は誰が登録しているかわからず個別チャットが送れません。(登録者のLINE名等がわからない。)
一度、ユーザーからメッセージやスタンプを送信してもらって初めて個別チャットができるようになるので、メッセージ配信内部にて、コメントやスタンプを促すよう工夫しましょう。
万が一、個別チャットができない場合は、別記事「LINE公式アカウントでチャットできない!原因と対処法を徹底解説」も参考にしてみてください!
応答メッセージを活用する
応答メッセージも課金対象外かつ、ユーザーの悩みに即時に回答できるので売上UPはもちろん、工数さくげんのために活用していきたいです。
複数の応答メッセージをつなぎ合わせることで、診断ゲームを作成することも可能。
ゲーム感覚でLINE登録者の悩みを顕在化できるから、購入して解決したくなる状態を自動で作り出すことができます。
詳細は別記事「LINE診断の作り方は?思わずポチる公式LINEのカラクリを公開」でも解説しているので、参考にしてみてください!
LINE VOOMを活用する
LINE VOOMは主に動画コンテンツを無料で制限なく投稿できる機能です。(文字や写真の投稿も可能)
特徴としては、LINE公式アカウントの発信で唯一友だち以外も見られるという点。TwitterやInstagramのように、「いいね」があるので、フォロー外にも拡散されていきます。
写真・動画や画像コンテンツを掲載するのに適していますが、メッセージ配信に載せにくい500文字以上の長文を書くのに使うのも良いです。
一方でLINE公式アカウントの友だちになっていたとしても、フォローしていなければLINE VOOMの投稿が表示されることはないというデメリットがあります。
絞り込み配信を活用する
メッセージ配信をする際に、絞り込み配信を行い一部のユーザーに限定してメッセージ配信を行うのもオススメです。
LINE公式アカウントの管理画面から、メッセージ配信>メッセージを作成>高度な設定内の「配信メッセージ数の上限を指定」にチェックを入れることで、送信対象の絞り込みが可能です。
例えば新料金プラン移行後、ライトプランの有効友だち数1,500人のアカウントで月4回配信したい場合、無料メッセージ数5,000通の範囲内で収めようと考えると、1~3回目は全体に配信し、4回目だけ500人に上限を指定することで無駄なく活用することができます。
料金プラン変更後、1番コスパよく公式LINEを活用する方法
到達率が100%で、開封率も平均60%超えと言われるLINE公式アカウントですが、果たしてあなたのLINE配信を本当に楽しみに待っているユーザーはどれくらいいるでしょうか?
真剣にメッセージを読んでる売上につながりやすい人の割合を測る指標の1つが、メッセージ配信の「反応率」(クリック率、タップ率)です。
「うちはもう長いからいつも見てくれているコアなファンがたくさんいる!」と豪語している社長さんのアカウントでも、フタを開けてみれば反応率がたった2~3%程度なんてことも…
どんな集め方で登録者を増やしているかにもよりますが、平均的に10%前後の反応率は少なくとも目指したいところです。
では、仮にいつも配信を楽しみにしている10%のファンを特定し、その方々だけに必要な情報を届けることができたら…
残りの90%へのメッセージ配信を除外し、浮いた無料メッセージ数を活用して10%のファンに配信する回数を増やすことも可能です!
ただ実は現状のLINE公式アカウントの機能だけでは、毎回メッセージを読んでくれてる人の特定が困難だったり、絞り込み配信もランダムに絞り込まれるから効率悪いんです…
LINE公式アカウントと併用可能な「Lステップ」を使うことで、コアなファンを可視化し絞り込み配信を簡単に行うことが可能です!
上記のようにメッセージ配信のタップ数を把握することも可能。
1回:8人
2回:4人
3回:2人
4回:1人
のように可視化できるから、2回以上タップしている7人に絞って配信コストを53%カットしつつ、売上につながりやすい人にだけアプローチができます!
Lステップの使い方やオススメの便利機能は別記事「Lステップの使い方!初心者向けに基礎から応用まで解説【完全版】」で解説しています!
こちらも合わせて参考にしてみてくださいね↓
料金プラン改定へのよくある質問※随時追加※
Q.LINE公式アカウントで課金対象となるメッセージって?
課金対象となるメッセージは、絞り込み配信やステップ配信含む一斉のメッセージ配信とMessaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」だけです。
Q.LINE公式アカウントで課金対象ではないメッセージは?
・LINEチャットの送受信
・応答メッセージ
・AI応答メッセージ
・あいさつメッセージ
・Messaging APIの「Reply API」
改悪!?2023年6月LINE公式アカウント料金プラン改定対策まとめ
いかがでしたでしょうか?
LINE公式アカウントの料金プラン改定後も、使い方次第ではコストを抑えながら売上最大化を目指すことは可能です!
リスト取得しやすい、開封率が高い、反応率も高いなどのLINEの長所を活かすべく、各自対策していきましょう!